Raphael
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パピルス束は1700年前の「ユダの福音書」写本と確認
2006年04月07日12時00分
 米国の科学教育団体、ナショナル・ジオグラフィック協会(本部ワシントン)は6日、70年代にエジプトで発見され古美術商の手にあったパピルス紙の束が、同協会の支援を受けた専門家らによる修復・鑑定作業の結果、初期キリスト教の幻の外典「ユダの福音書」の約1700年前の写本であることが確認された、と発表した。
断片をつなぎ合わせた「ユダの福音書」写本の序章部分=ナショナル・ジオグラフィック協会提供


パピルス写本の断片をつなぎ合わせ、解読作業に挑む学者たち=ナショナル・ジオグラフィック協会提供


復元作業開始前の「ユダの福音書」のパピルス写本=ナショナル・ジオグラフィック協会提供


 写本は、イエス・キリストを処刑されるよう引き渡した「裏切り者」として聖書で描かれてきた「イスカリオテのユダ」が師と秘密裏に交わした会話録とされる。ユダの行為が、実はイエスの一番弟子として本人の依頼に従い、「救済」を完成させる役目を負った善行だったと主張している。キリスト教が正統としてきた教えとは正反対の内容で、議論を呼びそうだ。鑑定分析に携わった宗教学者らは、その主張が史実かどうかは議論が分かれるとしながらも、「初期キリスト教の多様性を示す非常に重要な発見だ」と話している。

 同協会の発表では、文書は最初、エジプト中部の砂漠地帯で見つかった。パピルス紙13枚の表裏に、インクでコプト文字(エジプトのキリスト教徒が使った古代文字)で記されていた。買い手がつかない長年の間、米国の銀行の金庫の中で保管されていたため、激しく傷み、01年に作業が始まった段階ではさわっただけで粉々になりそうな状態だったという。

 放射性同位体による年代測定では、紀元後220~340年という結果が出た。さらに、同協会が支援した国際的な専門家チームが、インクの成分や紙の画像分析、文章の構造や文法、文字の書体などの分析も加えて、3~4世紀の文書で後世の修整は加えられていないと結論を出した。

 コプト学の権威、スイスのロドルフ・カッセル博士らが、ジグソーパズルのように1千以上の断片に分かれた文書をつなぎ合わせ、約5年をかけて約8割を解読することに成功した。紀元後2~3世紀に書かれたギリシャ語の原文からの翻訳とみられるという。

 同協会の依頼を受けた顧問委員会のメンバー、クレイグ・エバンズ氏(新約聖書学)は朝日新聞に対し、「この福音書が描くイエス像は異端とされた『グノーシス派』の信仰に基づくもので、歴史的な事実を反映しているとは私は考えない。だが、ユダの人物像については新たな材料を提供する重要な文献だ」と語った。
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