Raphael
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聖ヨゼフの奇跡 Ⅰ

聖ヨゼフは、沈黙の聖人である。・・・・とは、いつも私達が聞いているところです。話さない人は、何かを考えてると言われますが、聖ヨゼフは、何を考えておられるのでしょう。二千年前の聖ヨゼフは、幼きイエズスを養い、育てることについて考えておられました。現代においては、イエズスの兄弟である私達の霊魂を養うことを心配しておられるのです。何故なら、イエズスを頭とする教会とその子らを守り、育てるのは、聖ヨゼフの特に重要な使命ですから。それ故に、聖ヨゼフはいつも私達のそばにおられ、弱く、傷つきやすい私達の心が強くなるように計らって下さるのです。

イタリアのテリエスと言う小さい町にあった、フランシスコ会のある修道院では、親を失った可愛そうな子供達を育てる孤児院を経営していました。建物と言ってもそう大きい物ではなく、女の子達だけを預かっていました。この子供達の為に養育係として、熱心な信仰生活を送っていたジョアンナという女性が、子供達と寝食を共にしながら生活をしていました。孤児の中にアントニーナと言う少女が居ました。ところがこのアントニーナという少女は、脳の病気になり、気が狂い、大声を出したり、泣いたり、笑ったり、騒いだりして、全く手におえない子になってしまいました。アントニーナは、手当たり次第何でも壊し、掴んでは投げ、自分の着ている服までも引きちぎってしまう程でした。

医師は、アントニーナを精神病院に入れるようにジョアンナに言いましたが、少女が可愛そうだったので、病院には入れず、出来るだけ世話をすることにしました。しかし、ジョアンナは、益々悪化し、床に寝たきりで、自分の舌を歯でかみ切って血を流し、もがき苦しんだりもしました。『もう、数日の命だから・・・』と言う医者の言葉に従い、病者の秘跡を受けました。秘跡を受け終わった頃には、あまりにも疲れた為か、アントニーナは、静かに眠ってしましました。一方、孤児院の仲間の孤児達は、毎日特別に、聖ヨゼフに、アントニーナの全快のために祈っていました。秘跡が授けられているときも、子供達は、そのかたわらで、可愛い手を合わせて、「天使祝詞」を祈っていました。

やや、静かになったと思った時、突然アントニーナが『ああ、聖ヨゼフが・・・百合の花が・・・』と、何回も聖ヨゼフの御名を呼んだのです。アントニーナは、その間、右の手で、何かを目に塗るような動作をし、また口にも手をやって食べる仕草をしました。そこに居合わせた子供達も他の人達も驚いて、一つ一つの動作を熟視していましたが、急にアントニーナは、目を見開いて、ベッドから起きあがったのです。そして、両手を広げて、『私の病気は治った』と、喜び踊りました。アントニーナが確信を持って宣言をしたように彼女の病気は癒され、意識は正常となり、健康に恵まれたのです。

『いつ治ったの?』と、ジョアンナが聞くと、アントニーナは、『私が休んでいた時、とても美しい衣を着た人が行列をしていました。そしてとても輝いた衣を着て最後におられた方が、私に百合の花を下さり、目に塗るように、また食べるようにとおっしゃいました。その時から私は治ったのです』 それを見た無神論者の医者は、『全く不思議な事だ』とつぶやき、明らかに奇跡であると信じて、改心し、熱心な信者になりました。そして、それ以後もここの修道院は、いつも特別に聖ヨゼフに助けられました。特に食料困難の時、毎日の生活に必要な糧は、聖ヨゼフが、準備してくれたそうです。



聖ヨゼフの奇跡 Ⅱ

ウラスラ会の修道院長、天使のヨハネ修道女は、重い肋膜炎にかかりました。高熱で痛みが酷く、非常に苦しみました。あまりの苦痛に感覚が無くなったような時もありました。しかし、意識は、しっかりしてました。そんな時に、常日頃から、彼女が愛し、保護の聖人と仰いでいた聖ヨゼフが天国からお見舞いに来られたのです。この聖ヨゼフの訪問で、薄暗い修道女の部屋は光に包まれました。聖ヨゼフは、優しい瞳を天使のヨハネ修道女に注ぎ、次のようにおっしゃいました。『私が神様から頂いている力を疑っては、なりません。大きな信頼を失わないように。あなたには、やがて健康の恵みが与えられるでしょう』 その御言葉の通り、重病人は、急に元気になったので、修道女達は非常に驚き、天使のヨハネ修道女に色々と尋ねました。彼女は、感謝と喜びに溢れながら、聖ヨゼフから頂いたお恵みを打ち明け、聖ヨゼフの能力といつくしみを公言したと言う事です。


聖ヨゼフの奇跡 Ⅲ

1858年ルドビコ神父は、まだ当時7才でした。ある日のこと、家の雇い人が、良く切れるようにとぎすました斧を庭に置いておきました。7才の子供は、それを持って遊ぼうと持ち上げようとしました。ところがその斧は少年の力では持ち上げられず、少年は斧と共に倒れました。その時、斧は、少年の親指と人差し指の上に落ちたのです。子供の泣き声に驚いて駆けつけた母親は、二本の指が、切断されかかっているのを見て、すぐそのそばに跪き、『樫の木の聖ヨゼフよ! この子を憐れみ給え』と叫びました。(※樫の木の聖ヨゼフ・・・フランスのセンという町の大きな樫の木をくりぬいて、そこに聖ヨゼフ像が安置されており、多くの奇跡が起きた。巡礼者も増し、当時の教皇ピオ9世もここに巡礼する者に対し免償を与えた)

すぐ使いの者が、医者を呼びに走りましたので、まもなく医者が駆けつけてきました。診察の結果、二本の指は、切断しなければならないとの事でした。母親はそれを聞いて、『いいえ、この子は神様に捧げた子です。どうしても司祭にしなければなりません。指を切ってしまうと司祭にはなれません』と答えました。しかし、医者は、『もし、ここまま指をつないでも、どうせ動くようにはならないでしょう』と言って、どこまでも切ることを主張しました。母親は、なお『かまいません。私は聖ヨゼフに信頼します。聖ヨゼフは、この子を助けてくださいます』と強い信仰を表しました。とうとう医者は、母親の強い信心に動かされて、指の切断を諦めました。ところが、それから一週間もすると、少年の指は、ほとんど治っていました。医者の驚き方と言ったらありません。母親の信頼は聖ヨゼフの心を動かしたのです。やがてこの子は、約束通り、司祭となりました。


聖ヨゼフへの信心

聖ヨゼフへの信心業は、いくつかあります。例えば聖ヨゼフのメダイを付けるとか、毎週水曜日は聖ヨゼフに捧げるとか、聖ヨゼフの連祷(祈祷書を参照してください)を唱えるとか、あるいは聖ヨゼフの聖画や御像を部屋の目立ったところに飾り、花を捧げたり、ろうそくを灯したり、祈りを捧げたりなどがあります。また有名なものでは、『聖ヨゼフの七つの悲しみと喜びの信心業』と言うのがあります。これは、中世にさかのぼる信心行で、カプチン会が、この信心業を広めていました。方法は、非常に簡単で、聖ヨゼフの七つの苦しみと喜びを黙想しながら、そのつど、主祷文、天使祝詞、栄唱を各一回づつ捧げるのです。聖ヨゼフ自身、御出現になられた時に次のように言っています。『この信心業を広めるように努力してください。この信心業を果たす人々の上に私は、不思議な恵みを与えましょう』と。


聖ヨゼフの七つの苦しみと喜び (聖ドン・ボスコ作)

黙想1:いとも聖なるマリアの最も清い花婿、光栄あるヨゼフよ。あなたはいとも清い花嫁について、疑いが起きた時、心の中でどんなに大きな悲しみと苦しみを感じたことでしょう。でも神の御子が人となられると言う偉大な奥義を大天使があかして下さった時、この上ない喜びを感じたことでしょう。あなたのこの苦しみと喜びによって、どうか今も臨終の苦しみの時も、良い生活と良い死の喜びで、私達の心を慰めて下さい。私達もあなたのようにイエズスとマリアに見守られて、息絶える恵みを取り次いで下さい。
(主祷文、天使祝詞、栄唱を各一回)



黙想2:幸せな太祖、光栄ある聖ヨゼフよ。あなたは、人となられる神の御一人子の父と思われる役目のために選ばれました。幼いイエズスがあれほど酷い貧しさのうちに生まれてこられるのを見て、何とお悲しみになったことでしょう。それにしても、間もなく天使達の歌声と羊飼い達の言葉を聞いて、その悲しみは天的喜びに変わりました。あなたが味わったこれらの苦しみと喜びによってお願いします。私達に地上の生活の終わりが来た時、天使達の歌声を聞き、天の光栄の輝かしい喜びを受ける恵みを取り次いで下さい。
(主祷文、天使祝詞、栄唱を各一回)



黙想3:神の掟を忠実に守った光栄ある聖ヨゼフよ。イエズスの割礼の時に尊い御血が流されるのを見て、あなたは、どんなに苦しかったことでしょう。それにしても救い主という意味のあるイエズスという御名を付けた時、あなたの御心は、どんなに大きな喜びを感じたことでしょう。あなたのこの苦しみと喜びにによって、私達が生きている間の全ての罪を洗い清められ、臨終の時に、心にも口にもイエズスの尊い御名を呼びながら喜んで息絶える恵みを取り次いで下さい。
(主祷文、天使祝詞、栄唱を各一回)



黙想4:贖いの御業の奥義に非常に忠実な協力者、光栄あるヨゼフよ。老シメオンが、イエズスとマリアが受けなければならない苦しみを預言したときにあなたは、どれほど酷い痛みを心に感じたことでしょう。しかし、そのおかげで多くの人々の霊魂が救われることを考えて、あなたは、どんなにお喜びになったことでしょう。あなたのこの苦しみと喜びの為にイエズスの御功徳と御母聖マリアの御取り次ぎによって、光栄のうちによみがえる人々の数に加えられる恵みを私達に得させてください。
(主祷文、天使祝詞、栄唱を各一回)



黙想5:人なられた神の御一人子に親密に結ばれて注意深く守られた光栄ある聖ヨゼフよ。迫害を避けるためにエジプトに連れて逃れなければならなかった時、あなたは、神の御子を養い、これに仕えるためにどれほど苦しんだことでしょう。しかし、それと同時にいつも、神であるイエズスの御そば居ることで、どんなに喜ばれたことでしょう。あなたのこの苦しみと喜びによって、私達が悪魔を遠ざけ、罪を犯す機会を避けて。地上のものに対する愛着から離れて、イエズスとマリアにだけ仕えるために今の生活を捧げてから、幸せな死を遂げる恵みを取り次いで下さい。
(主祷文、天使祝詞、栄唱を各一回)



黙想6:地上の天使のようにイエズスを守られた光栄あるヨゼフよ。エジプトから帰る道すがら、天の王であるイエズスが、あなたに従っておられるのを見て大きな慰めを受けておられました。それにしても、アルケラオ王を恐れて非常に心配して苦しみました。でも、天使に教えられて、イエズスとマリアと共にナザレトに住むようになり、大きな喜びを感じられました。あなたのこの苦しみと喜びによって、私達の心を危険の恐れから救い上げ、安心して、イエズスとマリアと共に良い生活を送り、いつかその愛のうちに息絶える恵みを取り次いで下さい。
(主祷文、天使祝詞、栄唱を各一回)



黙想7:全ての聖徳の模範である光栄ある聖ヨゼフよ、少年イエズスが、あなたとマリアが知らないうちに神殿にお残りになった時に、あなた達の責任ではないのに、どれほど大きな苦しみのうちに探したことでしょう。しかし、3日目に神殿の中で、学者達の間に座っておられるの見て、どれほど大きな喜びを感じたことでしょう。あなたのこの苦しみと喜びによって心から祈ります。私達が大罪を犯してイエズスを失うことが決してありませんようにお取り次ぎ下さい。もし、最大の不幸により、私達がイエズスを失ったなら、酷く痛悔して罪の許しを願い、再びイエズスの愛に戻る恵みを取り次いで下さい。こうして私達もイエズスを再び見つけ、臨終に際しては、大きな希望を感じて、あなたと一緒に天国に入り、永遠に神の御憐れみを歌う恵みを取り次いで下さい。
(主祷文、天使祝詞、栄唱を各一回)

聖ヨゼフに良い死を願う祈り

光栄に満ちた聖ヨゼフ、マリアの清く、幸せな花婿よ。世の救い主イエズスの保護者に選ばれたあなたは、御子を抱いて、天の楽しみを前もって味わいました。どうぞ、私達のために罪の完全な許しとあなたの善徳に倣う恵みを取り次いで下さい。私達がいつも天国への確かな道を歩めますように。あなたが臨終の時、イエズスとマリアに守られて、安らかに息絶えたように私の臨終の時にも、霊魂の敵からお守り下さい。天国で、あなたと共に、永遠の光栄にあずかろうと、希望に満ちて、イエズスとマリアの御名を呼びながら、息絶えることが出来ますように。アーメン
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