Raphael
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地中海うまれの「海のしずく」と呼ばれるハーブ「ローズマリー」。
細い葉が対照につく枝を指でなでると、ピリリと独特なすがすがしい香りがします。

剪定のたびにリースをつくって部屋にかけておくと、部屋の中のにおいを消し、空気をきれいにする作用があります。これは、昔から使われているローズマリー利用法のひとつ。ローズマリーのリースは、花のない状態でもさまになりますし、もちろん花つきでも素敵です。

お料理に加えたり、抽出液を利用することで、心身ともにさまざまな効果を得られます。
お風呂に入れると、血行不良を改善し、新陳代謝を高め、さらに筋肉痛 をやわらげてくれる効果が。すっきりとよい香りで気分もリフレッシュ できます。また、抽出液をうがい薬や切り傷に使用すれば、穏やかな 殺菌作用があります。

お料理にも欠かせないハーブ。クセのある肉、魚の料理に使うと、ひとあじ以上違う風味が加わります。ガーデンパーティの際、株から一枝とってオリーブオイルをつけてお肉の表面をなでながら焼くパフォーマンスを。香りよいおいしい焼き上がりになります。ぜひお試しを。
葉には酸化防止作用があるので、肉・魚の保存用に刻んだものをまぶしておき、そのまま焼いたらローズマリー風味の一品のできあがり。

ローズマリーととくに相性がよいのが、ジャガイモ、鶏肉料理です。
鶏肉のクリーム煮にほんの少しのローズマリーを加えます。
刻んでバターに混ぜたローズマリー・バターは、ジャガイモのソテーを作るときに重宝します。室温でやわらかくしたバターに、きざんだローズマリーの葉、レモンのしぼり汁、お好みで塩・コショウを加えてよく混ぜるだけ。冷凍保存もできます。

煮込み料理に欠かせないブーケガルニには、月桂樹(ベイ・リーフ)、タイムとともに、ローズマリーを加えます。
ビスケットなどに焼きこむと甘さが引き立ちます。

また、ローズマリーには消化を助ける働きがあるので、脂っこいお料理を食べたあとのハーブティにおすすめです。おなかがいっぱいで食べすぎた日、元気の出ないときには、ローズマリーのハーブティを。

では、育て方を。

ローズマリーには、立性とほふく性があります。立性のものは2メートルほどの高さになり、見事です。刈り込みを工夫してスタンダード仕立てにしても素敵。伸びる枝をこまめに刈り込んでいくだけでも、こんも
りとした形のよい株になります。
ほふく性のものは、針金などでお好みの形を作ってはわせます。
ローズマリーの若い枝は、生長するとタイムと同じく茎が木質化します。

秋から翌春に枝にびっしりと小さな花が咲きます。花色は白っぽいものから薄い水色、ブルー、紫色、ピンクなど。
ローズマリーは、必要なときにいつでも収穫できますが、特に香りがよいのは、開花前。花が咲く前にまとめて収穫して保存してもよいです。
育てるのは、日あたりと水はけのよい場所で。土は乾きめが好みなので、水をあげすぎないように注意してください。木の灰や卵のからなどを混ぜた石灰質の土で育てると、株は小さめになりますが、香りの強いローズマリーになります。

半耐寒性なので、氷点下になる場所は注意が必要。冬は日あたりのよい室内に入れたほうが安全です。立性のほうが少し寒さに強いです。
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