Raphael
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BENEDICTIO EUCHARISTICA

司祭はスペルペリチェウム、ストラ、プルヴィアーレを着けビレタを被る。

会衆は司祭入堂の合図と共に立ち、聖歌、又は適切な音楽を以て司祭を迎える。

司祭はアルタレ(祭壇)の下にて祭壇に表敬をし、ビレタをとり、祭壇に近づき、ブルサからコルポラーレを取り出し、祭壇の上に広げ、タベルナクルーム(聖櫃)の扉を開き、表敬をし、聖櫃より御聖体の入ったルヌラを取り出し、オステンソリウムに入れ、表敬をする。祭壇の上、又は聖櫃上部の十字架のある箇所に顕示し、祭壇の下で跪く。その間に、会衆は、オ・サルタリスを歌い、御聖体を称える。

O Salutarisオ・サルタリス

カトリック聖歌集 P.316~317 No.524,525、カトリック羅典聖歌集 P.175~176、公教典礼聖歌集 P.284、Liber Cantualis P.90 No.88、Cantus Selecti P.5~8 No.1~7、参照。
 O Salutáris Hóstia, Quae caélipándis óstium, Bélla prémunt hostília, Da róbur, fer auxílium.  おお、救霊のいけにえ、天つ御国の門を開き給う御物よ、我らの敵は戦いを挑むが故に、我らに力と助けとを与え給え。
Uni trinóque Dómino Sit sempitérna glória, Qui vítam sine término Nóbis dónet in pátria.

Amen.
 三位一体の天主に、世々に栄えあらんことを。また願わくは終わりなき命を、天つふるさとにおいて与え給わんことを。

アメン。
司祭は祭壇の下にて跪いたまま、顕示された御聖体に撒香する。御聖体を称える祈りや、テ・デウム、ロレト(聖母の連祷)、オレムス・プロ・ポンチフィチェ(教皇の為の祈り)等の祈りを歌い、または唱え、礼拝する。

カトリック聖歌集 P.311~337 No.521~,556・P.406~411 No.626~628、カトリック羅典聖歌集P.173~264、公教典礼聖歌集 P.275~347参照。

Tantum ergoタントゥム・エルゴ

カトリック聖歌集 P.338~345 No.561~,568・P.402 No.624、カトリック羅典聖歌集P.255~259、公教典礼聖歌集 P.349~352、Liber Cantualis P.100 No.97、Cantus Selecti P.241~251 No.196~210、参照。
Tantum ergo Sacraméntum Venerémur cérnui; Et antíquum documéntum Nóvo cédat rítui: Praéstet fídes suppleméntum Sénsuum deféctui. かくも尊き秘蹟をば、我ら伏して拝み奉らん。いにしえの式は過ぎ去りて、新しき祭りはなれり。願わくは信仰の、我が五感の足らざるところを補えよかし。
Genitóri, Genitóque Laus et jubilátio, Sálus hónor, vírtus quoque Sit et benedíctio: Procedénti ab utróque Cómpar sit laudátio. Amen. 御父と御子に、誉と喜び、礼拝と御栄え、力と祝福あれ、二位より出で給う聖霊もまた共に称えられよかし。アメン。

司祭は二番目の歌詞になった時、跪いたまま顕示された御聖体に献香する。立って答唱と祈願を唱えるか、歌う。
V. Pánem de caélo praestitísti éis. (T.P.Allelja) V. 御身は、天のパンを彼らに与え給えり。(御復活節中アレルヤ)
R. Omne delectaméntum in se habéntem. (T.P.Allelja) R. すべての楽しみを、そのうちに含ませ給えり。(御復活節中アレルヤ)
V. Orémus. Oratio V. 祈願せん。 祈願
DEus, qui nobis sub sacraménto mirábili passiónis tuae memóriam reliquísti:† tríbue quaésumus, ita nos córporis et sánguinis tui sacra mystéria venerári;* ut redemptiónis tuae fructum in nobis júgiter sentiámus. Qui vivis et regnas in saécula saecrórum. たえなる秘蹟のもとに、我らに御苦難の記念を残し給いし天主、願わくは、我らが御体と御血の聖なる玄義を、ふさわしき心もて崇め尊ぶことを得しめ給え。そは主のあがないの御恵みを我らのうちに常に感ずるを得んがためなり。とこしえに生き且つ統治し給う主に願い奉る。
R. Amen. R. アメン。
Tempore paschali sequens dicatur oratio: 御復活節には次の祈願を唱える。
V. Orémus Oratio V. 祈願せん。 祈願
SPíritum nobis, Dómine, tuae caritátis infúnde, ut, quos Sacraméntis paschálibus satiásti, tua fácias pietáte concórdes. Per Dóminum nostrum Jesum Christum, Fílium tuum, qui tecum vivit et regnat in unitáte ejúsdem Spíritus Sancti Deus, Per ómnia saécula saeculórum. 主よ、我らに御身の愛の聖霊を注ぎ給え、そは御復活の秘蹟をもって我らを飽かしめ給いし主が、御身の慈しみをもって我らを互い に和睦せしめ給わんがためなり。御身と共にこの聖霊と一致し、生き、且つ統治し給う天主なる御子、我らの主イエズス・キリストによりて願い奉る。世々に至る迄。
R. Amen. R. アメン。
司祭は跪き、ヴェルム・ウメラーレを肩から纏い、オステンソリウムに入られた御聖体に表敬をし、ヴェルム・ウメラーレを以て包んだ両手でオステンソリウムを奉持し、会衆の上に十字架の印をして祝福する。コルポラーレの上にオステンソリウムを置き、表敬をし、祭壇の下に戻りヴェルム・ウメラーレを外し、跪いて償いの祈りの先上げをする。

ACTUS REPARATIONIS PRO BLASPHEMIIS

聖体による祝福後の償いの祈り

公教会祈祷文 P.220~222
V. Benedíctus Deus. V. 天主は讃美せられさせ給え。
R. Benedíctus Deus. R. 天主は讃美せられさせ給え。
V. Benedíctum Nomen sanctum ejus. V. 天主の聖名は讃美せられさせ給え。
R. Benedíctum Nomen sanctum ejus. R. 天主の聖名は讃美せられさせ給え。
V. Benedíctus Jesus Christus, verus Deus et verus Homo. V. まことの天主、まことの人なるイエズス・キリストは、讃美せられさせ給え。
R. Benedíctus Jesus Christus, verus Deus et verus Homo. R. まことの天主、まことの人なるイエズス・キリストは、讃美せられさせ給え。
V. Benedíctum Nomen Jesu. V. イエズスの聖名は讃美せられさせ給え。
R. Benedíctum Nomen Jesu. R. イエズスの聖名は讃美せられさせ給え。
V. Benedíctum Cor ejus sacratíssimum. V. イエズスの至聖なる聖心は讃美せられさせ給え。
R. Benedíctum Cor ejus sacratíssimum. R. イエズスの至聖なる聖心は讃美せられさせ給え。
V. Benedíctus Jesus in sanctíssimo Altáris Sacraménto. V. いと尊き聖体の秘蹟にましまし給うイエズスは、讃美せられさせ給え。
R. Benedíctus Jesus in sanctíssimo Altáris Sacraménto. R. いと尊き聖体の秘蹟にましまし給うイエズスは、讃美せられさせ給え。
V. Benedíctus Spíritus Sanctus, Paraclítus. V. 慰め主なる聖霊は、讃美せられさせ給え。
R. Benedíctus Spíritus Sanctus, Paraclítus. R. 慰め主なる聖霊は、讃美せられさせ給え。
V. Benedícta magna Mater Dei, María Virgo sanctíssima. V. 天主の御母聖マリアは讃美せられさせ給え。
R. Benedícta magna Mater Dei, María Virgo sanctíssima. R. 天主の御母聖マリアは讃美せられさせ給え。
V. Benedícta sancta ejus et Immaculáta Concéptio. V. 聖マリアの原罪の汚れなき御宿りは讃美せられさせ給え。
R. Benedícta sancta ejus et Immaculáta Concéptio. R. 聖マリアの原罪の汚れなき御宿りは讃美せられさせ給え。
V. Benedícta gloriósa ejus Assúmptio in caelum. V. 聖マリアの栄えある被昇天は讃美せられさせ給え。
R. Benedícta gloriósa ejus Assúmptio in caelum. R. 聖マリアの栄えある被昇天は讃美せられさせ給え。
V. Benedíctum nomen Maríae, Vírginis et Matris. V. 童貞にして母なる聖マリアの御名は讃美せられさせ給え。
R. Benedíctum nomen Maríae, Vírginis et Matris. R. 童貞にして母なる聖マリアの御名は讃美せられさせ給え。
V. Benedíctus sanctus Joseph, ejus castíssimus sponsus. V. 聖マリアの浄配なる聖ヨゼフは讃美せられさせ給え。
R. Benedíctus sanctus Joseph, ejus castíssimus sponsus. R. 聖マリアの浄配なる聖ヨゼフは讃美せられさせ給え。
V. Benedíctus Deus in Angelis et in Sanctis suis. V. すべての天使と聖人とにおいて、天主は讃美せられさせ給え。
R. Benedíctus Deus in Angelis et in Sanctis suis. R. すべての天使と聖人とにおいて、天主は讃美せられさせ給え。

CANTUS LITURGICUS POST BENEDICTIONEM SS.SACRAMENTI

聖体による祝福後の典礼聖歌

司祭は祭壇へ行き、表敬をし、オステンソリウムの後ろの留め金を外し、聖櫃の扉を開き、御聖体の入ったルヌラをオステンソリウムより外し、聖櫃の中に入れ、表敬をしてから扉を閉める。オステンソリウムに覆いをし、コルポラーレをたたんでブルサに入れ、頭を下げる一礼をして祭壇の下に戻り跪く。その間に会衆はアドレムス・イン・エテルヌムを歌う。

カトリック聖歌集 P.346~347 No.571、カトリック羅典聖歌集 P.260~261、Liber Cantualis P.68 No.66、Cantus Selecti P.252~255 No.213~219参照。
ADorémus in aetérnum sanctíssimum Sacraméntum. 我ら至聖なる秘蹟をとわに拝み奉らん。
(Ps.116) Laudáte Dóminum, ómnes géntes; laudáte éum, ómnes pópuli. (詩篇116)よろずの国民、主をほめまつれ。なべての民よ、主を称えまつれ。
Quóniam confirmáta est super nos misericórdia ejus: et véritas Dómini mánet in aetérnum. そは、主の御憐れみは我らの上に堅められ、主の誠はとこしえに留まればなり。
Glória Pátri, et Fílio, et Spirítui Sáncto. Sicut érat in princípio, et nunc, et semper, et in saécula saeculórum. Amen. 願わくは聖父と聖子と聖霊に栄えあらん事を、 始めにありしごとく、今もいつも世々にいたるまで。アメン。
Adorémus in aetérnum sanctíssimum Sacraméntum. 我ら至聖なる秘蹟をとわに拝み奉らん。
Tempore Paschali loco Adorémus dicitur: 御復活節中には、我ら至聖なる・・・の代わりに
Allelúja, allelúja, allelúja. アレルヤ、アレルヤ、アレルヤ。
司祭と会衆は立ち上がり退堂の歌を歌う。司祭は表敬をし、ビレタを被り、右回りに後ろを向き退堂し、会衆は司祭を歌いながら見送る。カトリック聖歌集 クリストゥス・ヴィンチト等 P.404~406参照。

 

聖体降福式に歌われるラテン語聖歌のテキストについて

 日本で出版されたグレゴリオ聖歌の掲載されているカトリック聖歌本の中で、今でも容易に手に入るのが、光明社刊のカトリック聖歌集です。同じ光明社刊の公教典礼聖歌集は既に絶版で残念ながら入手困難です。しかし、主な祝祭日の入祭唱から拝領祈願や、種々の聖歌まで、羅和対訳で書かれているので、便利だと思います。私も欲しい位です、誰か譲って下さい。 <(_ _)> また同様の聖歌集である長崎教区刊のカトリック羅典聖歌集も同じく絶版です。光明社刊のテキストは、五線譜で示されているので、容易に歌うことが出来ると思われますが、長崎教区刊のテキストは、ネウマ譜にて示されているので、入手されても初めは困難を覚えるかも知れません。しかし、グレゴリオ聖歌の規範版(バチカン版の規範版でも)は今でもネウマ譜である事を思えば、テキストとしては不足は無いと思われます。フランスのソレム修道院からは今でもグレゴリオ聖歌についてのテキストが出版されていますが、聖体降福式に使用するテキストとしては、Cantus Selecti が最適だと思われます。なお復刻版としてアメリカのモンタナ州にある聖ボナベントゥラ出版社から Liber Usualis が刊行されています。以前は通常定式書と訳されていたウズアリスには、殆どの祝祭日に用いられるミサ聖祭と聖務日課のネウマ譜が載っており、テキストとしては大変便利なものです。勿論、聖体降福式の時に用いる聖歌も掲載されています。

 ちなみに明治末期に東京の関口公教会内にあった珠瑰塾より刊行された公教聖歌は、五線譜で示され、歌詞のほとんどはカタカナで書かれておりました。ラテン語聖歌ばかりではなく、フランス語の聖歌も掲載されていました。珠瑰塾の珠瑰(まいかい)とは、ロザリオの事です。(注:まいの字のフォントが無い為、当て字にしてあります)

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Stabat mater dolorosa 悲しみの母は立っていた
iuxta Crucem lacrimosa, 十字架の傍らに、涙にくれ
dum pendebat Filius. 御子が架けられているその間
Cuius animam gementem, 呻き、悲しみ
contristatam et dolentem 歎くその魂を
pertransivit gladius. 剣が貫いた
O quam tristis et afflicta ああ、なんと悲しく、打ちのめされたことか
fuit illa benedicta, あれほどまでに祝福された
mater Unigeniti! 神のひとり子の母が
Quae maerebat et dolebat, そして歎き、悲しんでいた
pia Mater, dum videbat 慈悲深い御母は、その子が
nati poenas inclyti. 罰[苦しみ]を受けるのを目にしながら
Quis est homo qui non fleret, 涙をこぼさないものがあるだろうか
matrem Christi si videret キリストの母が、これほどまでの
in tanto supplicio? 責め苦の中にあるのを見て
Quis non posset contristari 悲しみを抱かないものがあるだろうか
Christi Matrem contemplari キリストの母が御子とともに
dolentem cum Filio? 歎いているのを見つめて
Pro peccatis suae gentis その民の罪のために
vidit Iesum in tormentis, イエスが拷問を受け
et flagellis subditum. 鞭打たれるのを(御母は)見た
Vidit suum dulcem Natum 愛しい御子が
moriendo desolatum, 打ち捨てられて孤独に死に
dum emisit spiritum. 魂へ帰っていくのを見た
Eia, Mater, fons amoris さあ、御母よ、愛の泉よ
me sentire vim doloris 私にもあなたの強い悲しみを感じさせ
fac, ut tecum lugeam. あなたと共に悲しませてください
Fac, ut ardeat cor meum 私の心を燃やしてください
in amando Christum Deum 神なるキリストへの愛で、
ut sibi complaceam. その御心にかなうように
Sancta Mater, istud agas, 聖なる母よ、どうかお願いします
crucifixi fige plagas 十字架に架けられた(御子の)傷を
cordi meo valide. 私の心に深く刻みつけてください
Tui Nati vulnerati, あなたの子が傷つけられ
tam dignati pro me pati, ありがたくも私のために苦しんでくださった
poenas mecum divide. その罰[苦しみ]を私に分けてください
Fac me tecum pie flere, あなたと共にまことに涙を流し
crucifixo condolere, 十字架の苦しみを感じさせてください、
donec ego vixero. 私の生のある限り
Iuxta Crucem tecum stare, 十字架の傍らにあなたと共に立ち
et me tibi sociare そして打ちのめされる苦しみを
in planctu desidero. あなたとともにすることを私は願います
Virgo virginum praeclara, いと清き乙女のなかの乙女よ
mihi iam non sis amara, どうか私を退けずに
fac me tecum plangere. あなたとともに歎かせてください
Fac, ut portem Christi mortem, どうかキリストの死を私に負わせ、
passionis fac consortem, どうかその受難を共にさせ、
et plagas recolere. そしてその傷に思いを馳せさせてください
Fac me plagis vulnerari, どうかその傷を私に負わせてください
fac me Cruce inebriari, どうか私に十字架を深く味わわせてください
et cruore Filii. そして御子の血を
Flammis ne urar succensus, 怒りの火に燃やされることなきよう
per te, Virgo, sim defensus あなたによって、乙女よ、守られますように
in die iudicii. 裁きの日には
Christe, cum sit hinc exire, キリストよ、私がこの世を去る時には
da per Matrem me venire 御母によって私を勝利の栄誉へ
ad palmam victoriae. 至らしめてください
Quando corpus morietur, 肉体が滅びる時には
fac, ut animae donetur どうか魂に、栄光の天国を
paradisi gloria. Amen. 与えてください。アーメン

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